第13期全国人民代表大会第4回会議は3月7日午後3時、人民大会堂のプレスセンターで記者会見を開き、国務委員兼外交部部長の王毅氏が「中国の外交政策と対外関係」について国内外の記者の質問に答えた。
記者の多国間主義に関する質問について、王毅氏は以下のように述べた。
多国間主義は中国の揺るぎない選択であり、何らかの事情で変わったことはない。世界に次々と現れる課題と試練に対し、解決の道は各国が真の多国間主義を堅持することにある。中国側は、真の多国間主義とは『国連憲章』の原則を守り、国連を中心とする国際体系を保護し、国際関係の民主化を推し進めることだと考えている。
開放・包容を堅持し、閉鎖・排他をせず、平等な話し合いを堅持し、唯我独尊の考えを持たないことが重要である。
我々は、多国間主義は旗印であり見せかけではなく、信念であり言説ではないと考えている。「狭い範囲の多国間主義」は集団政治、「自国優先の多国間主義」は一方的な考えであり、「選択肢のある多国間主義」は適切なものではない。中国は国際社会の全員が共に努力し、多国間主義のたいまつが人類の明るい未来を照らすことを望んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月7日