香港特区政府財政司の陳茂波司長は7日、灼見名家伝媒が開催する第3回財経サミットに出席した際に、粤港澳大湾区は香港地区が国の新たな発展構造と融合するための最良の切り口と述べた。
陳氏はこの「2021大湾区新商機」をテーマとするサミットで、「香港地区は大湾区発展の4大中核エンジンの1つで、その他の都市と相互補完できる。大湾区は香港地区経済の今後の発展の重要空間で、多くの業界に大きなチャンスをもたらす」と述べた。
陳氏は同日午後、港区省級政協委員連誼会が主催する、第14次五カ年計画下の大湾区双循環協力討論会に出席した際に、「大陸部の中所得者が拡大を続けている。経済発展及び企業経営にとって、これは香港地区が日増しに拡大し質への要求が上がり続ける大陸部市場をしっかりつかむ必要性を意味している」と述べた。
陳氏は「大湾区は香港地区にとって、国内大循環に進出する最良の切り口であり、科学技術革新は国内大循環に進出するスムーズなルートだ。香港地区は踏み板、仲介者、高付加価値サービスプラットフォーム、試験田などの役割と機能を強化し、異なる市場間の連結と交流を促進するべきだ」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月8日