王毅国務委員兼外交部長(外相)は25日、ミュンヘン安全保障会議で演説し、主に中国の発展、中国と世界の関係、中国と欧州の協力について中国側の立場を詳しく説明した。
王部長は、「中国は世界各国にとって対立し合う制度上のライバルではなく、信頼できるパートナーだ。中国には制度面の自信と文明的包摂性がある。我々は自らの選択した制度と発展路線を堅持すると同時に、他国の自主的選択を十分に尊重する。制度の『輸出』や競争などを行うことはない」と指摘。
「中国は欧州及び世界各国と真の多国間主義を実践し、国連中心の国際体制を守ることを望んでいる。相互尊重と互恵・ウィンウィンの原則に基づき、欧州と引き続き包括的協力を継続・開拓することを望んでいる。中国は一貫して戦略的観点から欧州との関係を捉え、協力を双方関係の大きな方向性及び主たる基調と考え、欧州をライバルではなくパートナーと見ている。双方は虚偽情報によって真相が覆い隠されることのないようにし、政治ウイルスによって団結が損なわれることのないようにし、中国EU関係の長期安定的前進のために強固な民意と社会の基盤を固める必要がある」とした。
王部長は中国EU関係、中国EU投資協定、多国間主義、新疆などの問題についても質問に答えた。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年5月26日