王毅国務委員兼外交部長は5日、南西部貴州省の省都・貴陽市で、インドネシアのルフット・ビンサル・パンジャイタン大統領特使と共に、「中国・インドネシアハイレベル対話協力メカニズム」の第1回会議を主宰しました。
会議では、五項目の重要な共通認識に合意しました。この五項目とは、①政治的相互信頼の強化、戦略的意思疎通の緊密化、人類運命共同体の共同建設の推進、②ワクチンの開発、生産、分配など産業チェーンでの協力深化、③「一帯一路」イニシアティブとインドネシアの「海洋国家構想」の連系、ジャカルタ・バンドン高速鉄道の予定通りの完工の確保、④海上での協力の開拓、漁業協力の全面的開始、「南海行動準則」の協議加速、⑤職業教育での協力強化、スポーツ選手の養成交流の展開、シンクタンク、メディアなどの分野での交流拡大の5点です。
王国務委員は会議後の合同記者会見で、「両国の協力は政治、経済、人的・文化のうえに、海上での協力も加わって、“四輪駆動”にグレードアップされている。このことは、コロナ後の両国関係のさらなる発展を推し進め、両国国民により大きな福祉をもたらすだろう」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年6月6日