7月9日は、米ニクソン政権時代の大統領補佐官(国家安全保障担当)兼国務長官のキッシンジャー氏が中国を極秘に訪問してから50周年に当たる日です。中国外交部の汪文斌報道官は9日の定例記者会見でこの歴史的な事件に言及し、「双方が中米関係の正しい方向を終始堅持すれば、中米両国は平和共存、互恵協力を実現できる」と述べ、米国側が正しい選択をしながら、中国側と向き合って進むよう呼びかけました。
汪報道官は、「当面の中米関係は新たな歴史の岐路に立たされ、新たな選択に直面している。対立し敵視するのか、それとも相互に尊重し合うのか、閉鎖的なデッカプリングを選ぶのか、それとも開放と協力を選ぶのか、ゼロサムゲームか、それともウィンウィンか。中米両国の国民と国際社会が大いに注目している。米国側が世界の大勢をはっきりと認識し、時代の流れに従いながら、中国への認識を正し、正しい選択をして中国と向き合って進んでほしい」と呼びかけました。
「中国国際放送局日本語版」2021年7月10日