米ジョンズ・ホプキンス大学のデータによりますと、米国では現地時間9日時点で、新型コロナウイルスの累計感染者数が3590万人を超え、24時間以内の新規感染者数は14万8000人となっています。それにもかかわらず、米国の一部のメディアは公然と自国のコロナ対策を「世界一」と評価しています。これについて、英国の学者のマーティン・ジェイクス氏は「おかしすぎる。米国は中国に汚名を着せることで、自国の不十分なコロナ対応に対する大衆の目をそらそうとし続けている」と批判しました。
中国のシンクタンクである、中国人民大学重陽金融研究院、太和智庫、海国図智は9日、北京市内で、「『米国が世界一』?!米国のコロナ対策の真相」と題した報告書を発表しました。ジェイクス氏は同日のフォーラムで、「数字はうそをつかない。米国の人口は世界の4%にすぎないが、症例数は世界全体の18%に上る。コロナ対策の『失敗国』であることは明らかなのに、『世界一』と自称している。西側の政府とメディアは、感染症に打ち勝った中国の成功を多方面で隠し、感染症を利用して中国を攻撃してきた」と指摘しました。
ジェイクス氏はまた、「米国の一部の政治家はウイルスの『武漢実験室流出説』をかき立てて中国に汚名を着せ、自国の不十分なコロナ対応に対する大衆の目をそらしている。新型コロナウイルス感染症のパンデミックは米国によって『冷戦』の性質を与えられており、この状況が今後も続くことを示すさまざまな兆候がある」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年8月11日