現在のアフガニスタン情勢が新疆の国境防衛配置に影響を与えるか否かについて、新疆維吾爾(ウイグル)自治区人民政府のイリジャン・アナイティ報道官は30日の新疆問題に関する記者会見で、「『東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)』などのテロ勢力に断固として打撃を与えるという新疆の決意は揺るがず、新疆の安定と発展を損なういかなる企てもその目的を達することはあり得ない」と指摘。アフガニスタンのタリバンに対し、「ETIM」などあらゆるテロ組織との間に明確な一線を引くよう求めた。中国新聞社が伝えた。
アナイティ報道官は、「中国はアフガニスタンの最大の隣国であり、中国の新疆はアフガニスタンと国境を接している。『ETIM』などテロ勢力は、かつてアフガニスタンに集まり、中国の新疆の安全と安定を直接的に脅かした。『ETIM』などテロ勢力は長期間にわたり、新疆を中国から分離させる目的を達成するために、宗教を装って暴力テロ的な思想を広め、一連の暴力テロ活動を扇動・計画・実行し、人々の生命と財産の安全に極めて大きな損害を与えた。新疆が『ETIM』などテロ勢力に断固として打撃を与える決意、各民族の人々の生命と財産の安全を断固として守る決意、そして社会の安定と国家の統一を断固として維持する決意は揺らぎはしない。新疆の安定と発展を損なういかなる企てもその目的を達することはあり得ない」と指摘。
「テロ勢力は反人類、反社会、反文明であり、国際社会が共に打撃を与えるべき敵だ。我々はまた、アフガニスタンのタリバンが『ETIM』などあらゆるテロ組織との間に明確な一線を引き、断固として効果的な打撃を与え、地域の安全・安定及び発展・協力のために障害を取り除き、積極的な役割を果たし、有利な環境を創ることを望む」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年8月31日