初のアフガニスタン近隣諸国外相会合が8日、ビデオ形式で開催されました。外交部の趙立堅報道官は10日の定例記者会見で、「アフガニスタンと国境を接する隣国として、わが国ほど同国で戦乱と災いが再び起きるのを望んでいない国はない。われわれはアフガニスタンが平和を取り戻し、発展を実現するのを望んでいる」と指摘しました。
趙報道官は、「アフガニスタン隣国の外相が初めて同国に関する問題をともに協議したことは、必然的な流れであり、同国問題で積極的な役割を果たすことを示しており、6カ国の共通認識と共通の意志を反映し、国際社会に前向きで、力強い明確なシグナルを発した。軍事的手段ではアフガニスタン問題を解決できない。われわれはアフガニスタンが開放的・包容的な政治的枠組みを構築し、穏健な内外政策を実施し、善隣友好を旨とする周辺政策を実施し、すべてのテロ組織と一線を画し、『東トルキスタン・イスラム運動』などのテロ組織がアフガニスタンを拠点にすることを許さないよう呼びかける」と述べました。
趙報道官はまた、「中国はアフガニスタンとの港湾開放を維持し、アフガニスタンの人々に医療物資や技術などの援助を引き続き行い、アフガニスタンの新型コロナウイルス感染症との戦いを支援することを約束した」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年9月11日