国連安全保障理事会は現地時間23日、気候と安全保障問題に関する公開討論を行いました。中国の張軍国連大使は発言の中で、「気候変動は人類の共通の課題であり、全世界の行動が必要だ」と指摘しました。
張大使は、「『国連気候変動枠組み条約』と『パリ協定』は気候変動に対応する上で最も権威のあるプラットフォームである。国際社会は『国連気候変動枠組み条約』と『パリ協定』の地位を維持し、各国の気候変動問題での同等の発言権を尊重すべきだ」と述べました。
また張大使は、「気候変動は人類の持続不可能な開発モデルによるもので、持続可能な開発の枠組み内で統一的に計画してこそ、根本的に解決できる。各国は気候変動への対応を国家発展の全体計画に取り入れ、貧困撲滅、雇用促進、健康保障、クリーンエネルギーの普及などと結び付けて対応しなければならない。衝突のある国は気候変動に対応する能力が比較的弱いため、国際社会は投入を増やして国連の専門機関がこれらの国の対応能力向上を支援することをサポートすべきだ」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年9月25日