中国の張軍・国連大使は7日、第76回国連総会第3委員会の一般演説において、次のように表明した。
中国人民の幸福な生活と喜ばしい笑顔は中国の人権状況の最良の答案だ。中国の前進が外部の干渉によって止まることは決してない。中国側は米国などの少数の国による謂れなき非難を断固拒否する。
平等の実現と人権の享受は人類の共同の理想であり、中国人民が孜々として求める目標でもある。中国共産党の指導のもと、中国は国情に合った発展の道を見つけ、民族の独立と国の富強を実現した。人民が真の主になり、民主、人権、自由、平等が現実になった。中国人民の人権享受の水準が絶えず新たな段階に上がり、世界の人権事業の推進に対して大きな貢献を成し遂げている。
人民の幸福な生活は最良の人権だ。中国は絶対的貧困の問題を歴史的に解消し、2030アジェンダの貧困削減の目標を10年前倒しで達成した。中国は人民最優先、生命最優先を堅持し、感染対策で重大な戦略的成果を手にした。西側の世論調査によると、中国人民の中国政府への満足度は90%以上となっている。中国人民の支持は、中国の特色ある人権発展の道を進むための最大の基礎だ。中国人民の幸福な生活と喜ばしい笑顔は中国の人権状況の最良の答案だ。
人権の促進と保護は動的な歴史の流れであり、国際社会は正しい方向をしっかり把握しなければならない。あるモデルを他者に押し付けるのではなく、人権発展の道の多様性を堅持する。外から押し付けられた人権の道は民主ではなく、ましてや通用することもない。対抗をこしらえるのではなく、対話と協力を堅持する。一部の国は「多国間主義に回帰する」と唱えながら、実際には排他的な小グループを作ろうと躍起になっている。国際秩序の維持を唱えながら、実際にはあちこちで厄介事をこしらえ、国際法に違反する一方的な制裁と強迫行為に力を入れ、他国の人民の権利を侵害している。弱い者いじめをするのではなく、公平と正義を守る。人権は西側人の特権ではなく、各国人民が良き日々を送る権利を持っている。
米国などの少数の国は国連総会第3委員会であくまでも対抗を引き起こそうとし、その他の発展途上国の人権状況を名指しで批判し、さまざまなレッテルを貼り付けているが、自国及び友好国の人権状況については見て見ぬ振りをしている。米国などの少数の国は事実を無視し、嘘を捏造し、謂れなく中国を非難し、人権を利用し中国に内政干渉している。これについて中国政府と人民は断固反対し、絶対に拒否する。米国などの少数の国の非難は事実、正義、世界の発展の流れに背いている。中国の人権への懸念とやらは嘘であり、中国の発展と安定を破壊するのが本音だ。世界的な試練に直面するなか、対話こそが方向であり、協力こそが正しい道だ。
中国の発展と進歩は中国人民が奮闘し手にしたものだ。中国の前進が外部の干渉によって止まることは決してない。中国は確固不動の決意で自国の発展の道を歩み、確固不動の決意で根本的な国益を守り、確固不動の決意で多くの発展途上国の共同の利益と尊厳を守る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月8日