「祖国を完全に統一する歴史的任務は必ず実現しなければならず、必ず実現できる」。中国の習近平国家主席は9日、辛亥革命110周年記念大会で発表した重要な談話で、国家の主権と領土の完全性を守る強固な決意と確固たる意志を示した。会場で熱烈な拍手の音が長らくやまなかったことは、習主席のこの表明が中華民族共通の心の声であることを示している。
国家の完全な統一は、中華民族の根本的な利益の在りかであり、辛亥革命が実現できなかった事業でもある。中国の統一は必須であり必然でもある。これは70年以上にわたる両岸関係の発展における歴史的定論であり、新時代の中華民族の偉大な復興における必然的要求でもある。世界に中国は一つしかなく、台湾は中国の領土の不可分の一部である。これもまた国際社会の普遍的な共通認識だ。
両岸にとって、平和的な方式での国家統一の実現は、台湾の民衆を含む全ての中華民族の利益に最も合致するものだが、「台湾独立」勢力は「一つの中国」原則とそれを具現化した「九二共識(92年コンセンサス)」に公然と背き、両岸の平和的統一の歩みを破壊しようとしている。特に現在の台湾当局は発足以来、米国が「インド太平洋戦略」を押し広めるのに乗じて米国との共謀を強め、挑発を繰り返し、国家の主権と領土の完全性を損なおうとたくらんでいる。中国は武力使用の放棄は約束せず、一切の必要な措置を講じる選択肢を保留する。それらが対象とするのは外部勢力の干渉と「台湾独立」分裂勢力およびその分裂活動だ。中国はこれまでずっと、言ったことは必ず実行してきた。いかなる人も、中国人民の国家の主権と領土の完全性を守る強固な決意、確固たる意志、強大な能力を見くびってはならない。
「中国国際放送局日本語版」2021年10月10日