外交部の汪文斌報道官は29日の定例記者会見で、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)に関する中国の連絡担当者が28日に「中国の国別貢献達成状況及び新たな目標と措置」と「中国の21世紀中盤における温室効果ガスの長期低排出発展戦略」の2文書を、UNFCCC事務局に正式に提出したことを明らかにしました。
汪報道官によりますと、中国は最近になり、「2030年までに二酸化炭素排出のピークアウト方案」と「気候変動に対応する中国の政策と行動」白書を相次いで発表しました。いずれも『パリ協定』を履行するための中国の具体的な措置であり、世界の気候変動への対応についての中国の責任担当と役割発揮を示すものだということです。
汪報道官はまた、「中国は責任ある大国として、世界の気候変動への対応に引き続き貢献していく。国際社会、特に温室効果ガス排出問題について歴史的な責任を負う先進国に『共通だが差異ある責任』の原則に準拠して、世界の気候変動への対応を推進するためにしかるべき責任を担ってほしい」と強調しました。(シンエン、鈴木)
「中国国際放送局日本語部」より 2021年10月30日