外交部の汪文斌報道官は17日の定例記者会見で、中国とロシアが引き続き両国元首の共通認識に従い、地域と世界の共同安全を推進するために積極的な貢献をすると表明しました。

    習近平国家主席とプーチン大統領は12月15日にビデオ会談を行い、地域安全の維持など両国のコア利益や重要な関心事について意見交換を行い、新たに重要な認識で合意しました。

    汪報道官は「当面の感染症のパンデミックと百年に一度の大きな変局が重なり、世界や地域情勢は深刻で複雑に変化している。中露両国は国連安全保障理事会の常任理事国として、地域の平和と安定を維持し、各国の発展と振興を促進する面で重要な使命を担っている」という考えを示しました。

    また、一部の国がイデオロギーで線引きを行い、新しい軍事集団を作り、地域の緊張情勢を挑発し、地域の平和安定や世界戦略の安定に深刻な脅威や挑戦となっていることに対しては、中露が共に断固反対する姿勢を示しました。そのうえで、「中露は引き続き両国元首の共通認識に従い、責任ある態度で、すべての平和を愛し、平和を支持する力を団結させ、地域と世界における持続的な安全、普遍的な安全、共同の安全の実現を推進するために積極的な貢献をしていく」と表明しました。

　「中国国際放送局日本語版」2021年12月19日