基調演説を行う王毅国務委員兼外交部長。(撮影・于瀟清)
中国の王毅国務委員兼外交部長(外相)は20日、北京で開催された「国際情勢と中国外交シンポジウム2021」の開会式で演説を行った。中国新聞網が伝えた。
王部長は「台湾海峡情勢に新たな緊張が生じた根本的原因は、台湾当局の『米国に頼り独立を謀る」企てと、米国と特定の国々の『台湾地区を以て中国を牽制する』意図にあり、『一つの中国』原則の意味は曖昧にされ、空洞化される危険にさえ直面している。こうした間違った動きこそが、台湾海峡の現状を変更し、台湾海峡の平和を損ない、国際社会のコンセンサスと国際関係の基本準則に違反しているのだ。これに対して、我々は厳正に警告し、力強い対応を行い、『台湾独立』分裂勢力の気勢をそいだ。10日前、我々はニカラグアと外交関係を回復した。国交を樹立した国は計181ヶ国に増え、『一つの中国』というコンセンサスが国際的に一段と強固なものとなった。台湾地区は今は離れているがいずれは必ず中国に戻るのであり、駒として利用されるべきではない。中国は統一しなければならず、必ず統一する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年12月20日