新疆ウイグル自治区は19日、「強制労働」に反論する特別会見を開いた。専門家、学者、企業従業員、綿花農家ら8人が個人の仕事と生活の経験に基づき、新疆の各民族の人々が自発的に就業し、勤労によって富を築く事実を紹介した。米国と西側の反中勢力による新疆関連の「強制労働」という嘘と謬論に力強く反論した。
新疆財経大学経済学部准教授の艾麦提江・阿布都哈力克氏は、「新疆の各民族の人々は自身の意向に基づき職業を選択する権利を持っている。『中華人民共和国労働法』などの法律・法規に基づき、各民族の労働者は平等かつ自発的に企業もしくは機関と労働契約を結び、労働報酬を受け取っている。すべての労働者の宗教・信仰、風俗・習慣、言語・文字などの各方面の権益が法に基づき尊重・保障されている。各民族の労働者の労働における、報酬を受ける権利、休息・休暇の権利、労働安全・保健・保護の権利、社会保険の福利を受ける権利などが法によって保護されている。新疆の労働・就業保障政策及び実践は中国の憲法と法律に合致するほか、国際的な労働者と人権の基準にも合致する」と述べた。
トルファン市鄯善県達朗坎郷阿扎提村で暮らす阿不都沙拉木・吾吉さんは、新疆合盛硅業鄯善有限公司で働く一般従業員だ。2020年9月より同社で勤務を開始し、研修期間もあり、研修後も先輩が手取り足取りで技術を教えてくれたという。同社は少数民族の従業員向けにイスラム教徒用食堂を設けており、毎月期日に基づき食事の補助金を支給している。社員寮にはエアコン、暖房、テレビ、個別のバスルームがある。寮費は全額無料。
阿不都沙拉木・吾吉さんは、「会社には『強制労働』などまったくない。私は自分の生活条件を改善するために自ら会社で働いている。米国と西側が流布する嘘とデマに強く憤っており、断固反対する」と述べた。
バインゴリン・モンゴル自治州コルラ市普恵牧場の綿花農家の艾買爾・吉力力さんは、「家には80ムー余りの綿花畑があり、以前は主に人の手によって世話をしていた。農期、特に綿花収穫シーズンになると大量の人手が必要で、各民族の労働者を雇う。労働者は自分の意向に基づき綿花収穫の場所と綿花農家を選択する。双方の協議と一致を踏まえた上で賃金を決め、日給もしくは月給を支払う。今やどこの家も機械により種をまき収穫しており、人をあまり使わないようになった」と述べた。
綿花栽培により、艾買爾・吉力力さんの一家は労働による富の創出を実現した。今や綿花だけでも毎年15万元以上の純収入を手にしている。「ところが米国と西側の反中勢力は私たちが努力しお金を稼ぐのを『強制労働』と侮辱している。連中の言っていることはぜんぶ嘘だ。やつら悪人は私たちが良き日々を送るのを見たくないのだ」
司会の海拉提氏は、「米国と西側の反中勢力は、新疆でいわゆる『大規模強制労働』が存在するとの嘘を勝手にでっち上げ、これを口実にロング・アーム管轄や輸出規制を乱用している。新疆の企業を制裁し圧力をかけ、『強制失業』『強制貧困』を作り、新疆の各民族の人々を貧困・閉鎖・時代遅れに陥れることで、新疆に災禍と動乱をもたらすという腹黒い目的を達成しようとしている。実際には、米国と西側の反中勢力がいかに中傷・侮辱しようとも、新疆の繁栄と発展の歩みを止めることはできない。また新疆の各民族の人民による団結と友愛、助け合い、共同の進歩という良き流れを変えることもできない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月20日