外交部の汪文斌報道官は7日の定例記者会見で、「中国は貧困削減、共同発展、共同富裕の推進に向けて、引き続き交流と協力を強化し、世界中の人々のより良い生活への願望を満たし、人類運命共同体の構築するために一層貢献していきたい」と表明しました。
英紙「フィナンシャル・タイムズ」はこのほど掲載した記事で、共同富裕を推進において、経済成長の重点を量から質に転換した中国の経験は特に学ぶべき価値があると指摘しました。
これについて汪報道官は、「中国政府が打ち出した共同富裕の理念は、中国共産党の人民を中心とした発展思想から生まれたものだ」と述べた上で、「私たちは、質の高い発展の中で共同富裕を促進し、発展のバランス、協調性、包摂性の強化に努めつつ、都市部と農村部、地域間の発展格差を縮小し続けなければならない。人民が発展に取り組むにあたり、公平なチャンスとルール、権利を保障し、共に社会の富を生み出し、共に発展の成果を分かち合い、効率的で公平な所得分配システムの構築に努め、社会保障体系を健全化することが必要だ。労働者と消費者の合法的な権益を保障し、企業が合法的な経営により、社会のために多くの富を創造することが求められる」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年1月8日