報道によりますと、米国務省の報道官は「最近、ネパールは2月28日までに両国のミレニアム挑戦公社(MCC)の審議・採択の可否を決定する必要があり、さもなければ米国・ネパールの外交関係に影響を与える」と示しました。ネパールの各政治派は現在も意見が分かれており、MCCを議会に付議することで合意しておらず、ネパール国内ではMCCに対するデモも発生したということです。
これについて、外交部の汪文斌報道官は18日の定例記者会見で「中国側はネパールとの協力を理由とした米国側の『脅迫外交』に反対する」と表明しました。
さらに、汪報道官は「中国側は国際社会がネパールと発展協力を展開し、ネパールの経済成長と国民生活の改善に貢献することを歓迎する。しかし、これはネパール国民の意思を十分に尊重すべきであり、いかなる政治的条件も付加すべきではない。われわれは『脅迫外交』を行うことに反対し、自身の目的のためにネパールの主権と利益を損なうことに反対する」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2022年2月19日