第13期全国政治協商会議第5回会議の記者会見が3日午後、行われた。中国は正式に「両会時間」に入った。国際情勢が変動する不穏な時期に、両会は予定通りの開催により、世界に得難い安定性とプラスのエネルギーを注いだ。
2022年に入ると、「世界は新たな変動・変革期に」という言葉がより深く理解されるようになった。オミクロン株の感染が急拡大し、世界は感染症を克服したとは言い難い。経済回復の原動力が乏しく、主要経済体が成長率の予想値を引き下げた。カザフスタンで暴動が発生し、ウクライナ情勢が激しい変化を続け、地域のホットな問題と衝突がやまない。平和か戦争か、発展か衰退か、進歩か後退か。人類は再び歴史の岐路に立たされている。
この歴史の流れの中で、中国は自らの選択を示し、時代の答案を提出した。昨年の中国の経済成長率(前年比)は8.1%で、貿易額が初めて6兆ドルを突破し、比較的高い成長率と比較的低い物価上昇率という2つの目標を達成した。中国の1人平均GDPは前年比8.0%増の8万976元で、世界平均水準を上回った。中国の世界の経済成長への寄与度は30%超を保ち、世界経済の発展の動力源になった。これは中国の「力を集め自国の事業に専念する」の自然な結果であり、「平和と発展」というテーマの把握を分かりやすく示している。
世界は今や両会の予定通りの開催を自然なこととしている。これは事実上、中国の安定性に対する強い自信を反映している。客観的に見ると、現在このようにできている国は少なく、特に数十年に渡り終始安定したリズムを保っている国は少ない。近年、非常に多くの国の発展が内外のさまざまな要素から干渉・中断され、停滞に陥るかさらには後退した。外部世界の激しい変化は、中国人の平和で安定的で、スムーズに進歩する生活の尊さを引き立てた。当然ながらこれも得難いものだ。
両会は全世界に、中国が常に民生発展のために、自国人民の幸福を守るために、国の安定・団結・発展・繁栄を守るために最も大きな力を注いでいることを宣言する。これは終始、中国の政治生活の主な基調だ。今年の両会の重要な議題には、経済安定、雇用保証、感染対策などが含まれ、これもまた人民の確かな利益をめぐり実施される。
民主主義の実現にはさまざまな手段があり、紋切り型ではない。良き民主主義は「良政善治」を実現し、国の発展を促すもののはずだ。国家統治の効果が発揮されず、国内の問題が山積しているにも関わらず、民主主義では「世界の手本」になるという馬鹿げた現象は絶対にありえない。中国は両会という窓により、全過程人民民主主義の独特な優位性を示した。中国は安定と発展により、引き続き世界が共に困難を乗り越え、発展・繁栄するため多大な貢献を成し遂げる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月4日