王毅国務委員兼外交部長は7日の記者会見で、東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係について、「これまでの30年、中国とASEANは天の時、地の利に従い、人の和を集め、睦まじく付き合う協力・ウィンウィンの明るい道を歩み、他のどこよりも活力と潜在力を有する地域協力の見本をつくった」と述べました。
また、王外交部長は、「中国とASEANの関係は青天井のように上限なく絶えず良くなっていく。中国はASEAN諸国と共に、安定を維持する初心を忘れず、共同発展を実現させる使命を覚え、理解し合って譲り合い、また助け合うという隣人同士の付き合いの道を堅持し、双方の関係を、中国・ラオス鉄道を走る列車のように全速前進させていく」と語りました。
さらに、「中国とASEANは、新型コロナウイルスへの対応における国際協力の提唱者、地域協力の引率者、アジア太平洋地域の安定の守護者となる。アジア太平洋地域は“大国間競争の碁盤”ではない。ASEAN諸国は地政学的な“争いの駒”ではなく、地域の発展と繁栄を促す重要な“棋士”である」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年3月7日