外交部の華春瑩報道官は4日の定例記者会見で、「多くの国はいち早くペロシ米議会下院議長の台湾訪問という深刻で危険な挑発行為に反対の意を示し、『一つの中国』の原則を堅持することを改めて表明した」と指摘しました。
国連のグテーレス事務総長、アラブ連盟、上海協力機構、ロシア、パキスタン、キューバ、イラン、ミャンマー、インドネシア、タイ、ベトナム、エチオピアなどはいずれも、ペロシ氏の台湾訪問は中国の独立自主と領土保全に対する直接的な挑発であり深刻な脅威だとし、「一つの中国」の原則を支持し、米側に中国の主権を尊重するよう促しました。
また、ロシア、タイ、キューバ、南アフリカ、ジンバブエ、アンゴラなど多くの国のメディアは、台湾は中国領土の不可分の一部であり、ペロシ氏の台湾訪問は「一つの中国」の原則に重大に違反し、重大な挑発行為であり、中国の主権と領土保全を重大に侵害し、台湾海峡地域の平和と安定を損ねていると強調する論評記事を次々と発表しました。
華報道官は、「これらは全て、『一つの中国』の原則が国際社会の普遍的な共通認識であると示し、道理にかなえば支持者が増え、道理に背けば支持者が減る」と指摘しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年8月5日