米駐中国大使の台湾地区関連発言、覇権的ロジックを改めて露呈

「人民網日本語版」  |  2022-08-23

米駐中国大使の台湾地区関連発言、覇権的ロジックを改めて露呈。

タグ:覇権的ロジック

発信時間:2022-08-23 14:53:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国のバーンズ駐中国大使による台湾地区関連の間違った発言について、中国外交部(外務省)の報道官が22日に記者の質問に答えた。

【記者】米国のバーンズ駐中国大使は19日、CNNのインタビューに応じた際、ペロシ下院議長の台湾地区訪問における中国の過剰反応が台湾海峡の不安定化要因になり、中米関係の危機を招いたと述べた。また、ペロシ氏の特別機が台湾地区に到着した後、中国の謝鋒外交副部長(外務次官)に呼び出され、双方間で激しいやりとりが交わされたことに言及した。これについて、中国側としてコメントは。

【報道官】バーンズ大使の発言は白黒を逆さまにするものであり、米側の覇権的ロジックを改めて露呈した。

ペロシ米下院議長が台湾地区を訪問する前、中国側は各レベルで繰り返し米側に厳正な申し入れを行い、ペロシ氏による台湾地区訪問の持つ深刻性と危害性を繰り返し強調し、これによって生じる重大な結果の全ては米側が負うことになることを明確に指摘した。

ペロシ氏の台湾地区到着後、謝鋒外交副部長がバーンズ大使を急遽呼び出し、中国政府を代表して米側に厳正な申し入れを行い、強く抗議し、米側が独断専行すれば、必ず自らの過ちの代償を払わねばならず、直ちに過ちを是正し、ペロシ氏による台湾地区訪問による悪影響を取り除くために的確な措置を講じなければならないと指摘した。

しかし、米側は悔い改めないばかりか、逆ねじを食わせてきた。米高官が次々に登場し、事実を歪曲し、台湾海峡情勢の緊迫化を招いた責任を逃れようと企て、中国側に責任転嫁をしようとしている。

中国側は以下の明白な事実を強調した。今回の件は、米側が先に挑発し、本来なら回避できた危機を中国人民に押し付けておきながら、「中国側が危機を引き起こした」と濡れ衣を着せているのである。米側が絶えずレッドラインを越えて、「一つの中国」原則を損ない、台湾海峡の現状を損なっておきながら、「中国側が現状を変更している」と中傷しているのである。米側が中国の近くで大々的に「砲艦外交」を行いながら、中国側の正当かつ合法、プロフェッショナルかつ透明性ある軍事演習に汚名を着せているのである。米側が台湾海峡の平和と安定を損なっておきながら、「情勢の緊張を挑発し、エスカレートさせた」との誹謗中傷を中国側に浴びせているのである。米側が中国側の主権と領土的一体性をみだりに侵害し、中国側の譲れぬ一線を踏みにじっておきながら、「中国側が過剰反応し、危機を作り出した」と中傷しているのである。米側のやり方には際限がない。中国が無責任なのではなく、ペロシ氏が極めて無責任なのであり、米国政府が極めて無責任なのだ。

「一つの中国」原則は中国の核心的利益の中の核心である。国家の主権と領土的一体性を守り、国家の統一と民族の復興を実現する中国の政府と国民の強固な決意、断固たる意志、強大な能力を、いかなる国も、いかなる勢力も、いかなる者も、見くびってはならない。中国側は米側に対して、他国の主権と領土的一体性の尊重、内政不干渉という国際関係の基本準則を厳守し、「一つの中国」原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定という正しい道に戻り、中国側の核心的利益を損なう一切の言動を止めるよう、改めて促す。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年8月23日


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