ドイツが中国との経済貿易協力を縮小するための措置を講じているとの報道について、外交部の毛寧報道官は9日の定例記者会見で、「これらの措置はドイツ自身の経済発展にも、中独の実務的協力にも、全く利益にならない」と指摘しました。
毛報道官は、「過去50年間、中国とドイツは互恵・ウィンウィンの原則に則って経済貿易協力を推進してきた。多くの不利な条件にもかかわらず、今年1~7月の二国間貿易と投資はいずれも成長を維持している。この緊密な経済連携は、市場ルールとビジネス方策決定の結果であり、経済グローバル化の縮図でもある」と振り返りました。
毛報道官はさらに、「国際情勢がどう変わろうとも、ハイレベルの対外開放の拡大を堅持する中国の決意は変わらず、世界と発展のチャンスを分かち合う決意は変わらず、経済のグローバル化をより開放的、包摂的、均衡的でウィンウィンの方向に発展するよう推進する決意も変わらない。外資にとって中国市場の魅力がますます大きくなることを信じている」と述べた上で、「ドイツが理性的かつ実務的な対中政策を堅持するよう望む。石を持ち上げて自分の足を叩くのではなく、双方向の開放を拡大することで、両国のハイレベルの互恵協力と開かれた世界経済の維持のためにプラスのエネルギーを注入することを期待する」と求めました。
中国国際放送局 2022年9月10日