日本は今週、過去数10年間で最大規模の国防予算を発表する見通しで、日本政府筋はこれを中国の「脅威」への対処が目的だとしている。これについて、中国外交部(外務省)の汪文斌報道官は14日の定例記者会見で、「『中国の脅威』を誇張することで自らの軍事力強化と武力拡張の口実を作る企てがその目的を達することはあり得ない」と述べた。
汪報道官は「中国は常にアジア太平洋と世界の平和・安定維持に尽力しており、各国の発展にとってパートナーであり、チャンスだ。日本側が事実を顧みず、両国関係に関する自らの約束及び中日間の共通認識に背き、いわれなく中国のイメージを毀損することに、中国は断固として反対であり、外交ルートを通じて日本側に厳正な立場を伝え続けている」と表明。
「中国と日本は互いに隣り合う地域の重要国であり、友好協力関係の維持と発展が両国及び両国民の根本的利益にかなう。我々は日本側に対して、中日間の4つの基本文書の諸原則を厳守し、『互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』という政治的共通認識をしっかりと政策に反映させ、行動に移し、アジア近隣諸国の安全保障上の懸念を尊重し、軍事・安全保障分野で言動を慎むよう、改めて促す。『中国の脅威』を誇張することで自らの軍事力強化と武力拡張の口実を作る企てがその目的を達することはあり得ない」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年12月15日