王毅国務委員兼外交部長(外相)は16日、第17回中国・中東欧諸国協力国家調整員会議にビデオメッセージを寄せた。新華社が伝えた。
王部長は協力体制発足後10年間の歩みを振り返り、「中国と中東欧諸国との間には、深い歴史的結びつき、発展を補完し合う優位性、協力への力強いニーズ、共同振興への意欲があり、互いに自然な成り行きで協力パートナーとなってきた。国際情勢がどう変化しようとも、北京サミットにおけるコンセンサスの実行を主軸に、より強靭で、協調的かつ開放的で、広く恩恵を及ぼす方向へと協力を発展させていく必要がある」と強調。中国・中東欧諸国協力の深化について、次の4点を提案した。
(1)団結・友好の堅持。中国の対欧州政策における主たる基調は友好であり、全体的な目標は協力である。
(2)相乗作用の堅持。中国・中東欧諸国協力は中国・欧州協力の構成部分であり、市場ルールとEUの基準を遵守し、欧州のよりバランスの取れた発展に寄与する。
(3)開放・ウィンウィンの堅持。中国は揺るぎなく対外開放を拡大し、引き続き中東欧諸国の優位性ある産品の輸入を増やし、中国に進出した中東欧企業を平等に扱う。
(4)実務的特恵措置の堅持。中国は農産物・食品の輸入、電子商取引、金融、コネクティビティ、人的往来の円滑化などの面で新たな措置をさらに多く打ち出していくことを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年12月19日