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japanese.china.org.cn |20. 07. 2023

「脱リスク」は米国の言葉の罠 ①本質は中国けん制と孤立化

タグ: 脱リスク 罠
中国網日本語版  |  2023-07-20

 米高官は対中関係の問題について最近、中国との対抗、冷戦、もしくは「デカップリング」を求めず、いわゆる「脱リスク」に焦点を絞ると何度も表明している。ところが事実は本当に彼らの言う通りなのだろうか。

 脱リスクの本質 中国けん制と孤立化

 脱リスクを口実とし実際には対中デカップリングを行い、中国を持続的にけん制し孤立化させることこそが、米国の言葉の罠に隠された真の狙いだ。米国は安全リスクの範囲を拡大し、安全の懸念を売りつけ、脱リスクの概念を拡大し道具化している。さらにこの概念の喧伝・利用・異化を続け、これを中国と結びつけることで中国とリスクをイコールで結ぶ。脱リスクの方法を「脱中国」と単純化することで、対中けん制戦略に新たな姿を持たせる。

 言葉が変わっても、その裏の目的は少しも変わっていない。米国のサリバン国家安全保障担当大統領補佐官は、脱リスクはデカップリングではないと言いながら、米国は基幹技術分野に壁を設ける戦略を実施すると語っている。自国に大きな損失が生じ、世界の産業チェーン及びサプライチェーンの安定への強い干渉により多くの批判を浴びた後も、米国の一連の操作の目的は基幹サプライチェーンからの中国締め出しのままだ。中国が産業チェーン及びバリューチェーンの川上に向かうのを制限し、中国の発展と成長をけん制し圧力をかけることで、自国の覇権・独占の優位性を維持しようとしている。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月20日