大旭山の主な特徴は次の二つである。
① 酸素含有量が非常に高い。
この滝の観光スポットは県政府の所在地から南西へ13キロ離れた三水鎮の大旭山にある。数年前、住民たちが山へタケノコを掘りにいった時、このユニークで壮大な滝の群を偶然にも発見し、県政府に重視されることになった。県側と専門家たちの実地調査によって、さらに新しい景観が発見された。大旭山は滝の観光資源としての滝がたくさんあるばかりでなく、山中の空気には陰イオンが濃厚に含まれ、滝の近くになると1立方メートルに4〜10万も含まれている。現在この観光スポットの整備にすでに180万元の資金が投下され、三水鎮から大旭山までの3・5キロの自動車道路の建設にも200万元が投入され、大旭山観光地の建設が逐次すすめられている。
② 形がそれぞれ異なる五つの滝。
大旭山の滝観光スポットは、高い山の森の奥にあり、小川の水がきれいで、地形が起伏し、滝がたくさんあり、空気も非常にすがすがしい。観光地の建設は「自然のままの姿を保つ」ことを原則とし、観光客が滝を観賞するあずまやを周りの環境と調和させるため、建築材料に木の皮や竹と木を使い、質素にみえるが、格別な趣きがある。
大旭山観光の最大の楽しみは言うまでもなく、滝を観賞することである。山を登る道にそってゆっくり登っていくと、まず目に入るのは「蕉石鳴琴」。バショウの葉が茂り、精緻な石が積み重なっており、長々と続く小川の水の流れの音も優雅な琴の音のように聞こえる。木の橋を渡ってさらに前に進むと、白鶴岩、野蕉林、老亀潭、宝石岸と蔵金洞などの五つの滝が次々と目に入ってくる。これらの滝は山の形や地勢、水の量によってそれぞれ姿が異なる。どっと流れ落ちて非常に壮観に見るものもあり、また悠然と水しぶきをあたりに散らして人々を瞑想(めいそう)にふけらせ、森を抜けて池に流れ込み、神秘に見えるものもある。
宝石岩の滝のそばには木造の水車がある。池の水は澄み切っていて、風景も非常に美しい。都市からの観光客はここで水に戯れたり写真を取ったりするのが好きで、たぶんこの地の風景は幼い頃の思い出や、農村の暮らしへの憧れを呼びさますからかもしれない。
大旭山観光スポットは、素朴で、古風かつ優雅な雰囲気に包まれた天然の観光レジャー地となっている。
<案内>
大旭山観光地へ向う途中、県政府の所在地から3キロ離れた所に吉水河という川がある。ここは砂金をすくい取るための絶好の場所である。運さえよければ、本当に金を手にすることになるかもしれない。
交通
広州〜連山 広州市にある省営のバス停には毎日6:30、7:00、18:30に大型バスがある。料金は55元で、5時間で着く。
連山〜広州 毎日6:30、8:30、9:30、12:10、18:30に県政府所在地のバス停からの帰りのバスがある。
連山〜大旭山 道のり13キロ、三輪オートバイで6元。
飲食
チワン族やヤオ族の家で食事をすれば、地元の食べ物を存分賞味することができる。
お勧めの料理 山の小川の水で養殖された草魚を材料とする「魚生(広東風のお刺身)」。魚や肉などを細かくきざみ、タニシを入れて蒸したもの。竹の筒のご飯などもお勧めしたい。
宿泊 ホテルは二人相い部屋で一晩120〜180元、招待所(ゲストハウス)は10〜50元。
ショッピング いまはちょうど沙田柚子(ゆず)を食べる季節で、1キロ4元なので安い。それより安いものは遠慮したほうがよい。野生の霊芝(れいし)は1キロ200〜300元、街で売られているのもニセモノではないので、安心に買ってよい。その他、シイタケ、干したタケノコ、冬に出荷されたハチミツも地元の特産品。
「チャイナネット」2002年5月16日