蘇州江南の名鎮・周庄は今年、古鎮(古い町並み)のより良い保護を目的として、受け入れ観光客数を制限するという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
周庄を訪れる国内外観光客はこの10年あまり、年々増える一方で、2007年には延べ350万人に達した。観光収入の急増と同時に、激増する観光客によって、環境受容力、接待受容力および古跡の保護に対しても、極めて大きな圧力がもたらされた。
周荘鎮政府はこのほど、観光客制限管理の実施を決定したことを発表、次の2措置を講じる。
(1)産業構造を調整し、現有の観光関連産業に対するモデルチェンジ型アップグレードを実行し、観光客数の自然減少を図る。
(2)江南水郷原生態を再現した面積約33.5ヘクタールの湿地公園を建設、古鎮観光文化の内容を拡大・充実させ、主要観光地区に集中する観光客を分散させる。
周庄が目標とする今年の観光客数は、昨年比延べ50万人減の延べ300万人。
「人民網日本語版」2008年3月7日