今年3月から、中国国内の指定された旅行会社を通じて中国人が家族2、3人で日本観光できる査証の発給が始まり、団体旅行ではなく家族での日本観光が可能となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

  中国国際旅行社本社は、日本の外務省が中国人への査証制限の緩和をはじめて以来、中国人の日本観光がハイクラスの旅行商品に発展する上で最も適した対応だとした。新しい政策が打ち出されてまもなく、同社では国内で最初の家族を受け付け、この北京の3人家族は無事に日本へ出発した。

  最初の家族旅行者は中日双方から非常に重視されたという。これは今後、中国人の日本観光がリゾートなどを重視したハイクラスの旅行商品へと発展するとともに、家族旅行を通じて中日両国の観光・文化交流がさらに後押しされることを示す。このため、両国の観光業界や旅行社は査証政策がさらに緩和されることを期待している。

  ｢人民網日本語版｣2008年3月19日