北京の西郊外にある円明園は康煕46年(1707年)に建設が始まり、清の時代に150年余りかけて造営が進められた大規模な宮廷庭園で、円明園・長春園・綺春園の3つの庭園からなる。「一切の造園芸術の模範」や「万園の園」と賛美されている。1860年の英仏連合軍、1900年の8カ国連合軍による2度の略奪で不幸にも名高い庭園は廃墟と化してしまった。中国政府は新中国成立以降、円明園遺跡の緊急修復・適切な保護・科学的な整備・有効利用を積極的に展開し、今では遺跡を中心に歴史と生命力に満ちた園林が折り重なる独特な観光スポットになっている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
写真(1):円明園のシンボル・大水法遺跡
写真(2):円明園の迷宮「黄華陣」
写真(3):円明園の鋻碧亭
「人民網日本語版」2008年5月12日