世界内陸河最大の5つ星級豪華客船「センチュリー・ダイヤモンド号」が29日夜、重慶港に初就航した。全長110メートル、幅17メートルで、6階建てのデッキがあり、静水時の時速は26キロメートルに達し、約1億元かかった国内で造船価格の最も高い豪華客船だ。

この豪華客船の各客室の水道の蛇口から出てくる水は直接飲むことができる。これは長江を運航する客船の中で初めて実現したこと。1台5万ユーロもするスイスから輸入した水処理設備を船内に何十台取り付けた。

長江には数多くの5つ星級豪華客船が走っているものの、これまで騒音や震動の問題を解決することができず、5つ星ホテルの環境に匹敵することはなかった。しかし、今回の客船では「静音カバー」を利用してメインエンジンの騒音を低減し、「アンチ・バイブレーション・ケーブ」を利用してスクリューの振動を抑え、「フロート床」を採用して床全体の振動を少なくし、世界の客船でもトップ水準の域に達した。船客はレストランの食事にしても、客室で休憩をとるにしても、振動や騒音に悩まされることがなくなった。