博物館の正門
銘酒「茅台」の故郷である貴州省南西部の茅台鎮には、3000平方メートルの敷地に建てられた中国でも最大規模の酒文化博物館があり、漢、唐、宋、元、明、清、現代の各時代ごとに展示館が設けられている。
各館はそれぞれの時代の建築様式やスタイルで建てられており、漢代は素朴で雄大、唐代は華やかで豪華、宋代は古典で精巧、元代は豪快で明快、明代は精巧で奇抜、清代は華やかで荘重、現代は明晰流暢といった特徴が表れている。
博物館では千年の様々な酒の場である、王族と役人の権謀や機変、戦場の激戦、外交の弁舌、別れの悲しみと恨み、文人の詩作、庶民の暮らしなどが繰り広げられ、中国の酒文化を理解するにはとてもよい博物館である。
「チャイナネット」 2009年9月28日