承徳は古くは「熱河」と呼ばれる、河北省東北部に位置する第一次国家歴史文化名城24カ所の一つ、中国十大風景名勝、観光地トップ40、国家重点風景名勝区、国家A類開放都市だ。1994年に承徳市の避暑山庄及びその周辺の寺院が国連の世界文化遺産に選ばれ、承徳は世界文化名城の仲間入りした。
観光地点
承徳市は1998年末、国家観光局に第一次中国優秀観光都市に選ばれ、「紫塞明珠」と呼ばれる。中国の現存する最大の皇家園林である避暑山庄、雄大な寺院群の外八廟、他にも普陀宗乗之廟、須弥福寿之廟、普楽寺などがある。
承徳市の各県は観光資源が豊かだ。ラン平には長城の精粹、金山嶺長城。豊寧の「京北第一草原」はその優れた地理的位置と美しい自然が有名だ。「白雲古洞」は険しさ、野性味、幽玄さと僧、尼、道が集まっている。囲場県は有名な清代の皇家の狩場「木蘭囲場」で、河北省最北に位置する囲場県にあり、内蒙古との境目にあり、承徳から北へ約120キロ離れている。囲場は古くから水や自然が豊かで、動物が多い天然の猟場だ。1681年に康熙皇帝はここに1万平方キロメートルにおよぶ72カ所の狩猟場を置いた。夏は避暑、冬はスキー・狩猟のポイントだ。興隆の霧霊山は毒植物が豊かな国家級自然保護区だ。寛城の「水下長城」は万里の長城の奇観を具えている。平泉遼河源の景色は美しく、自然の植生は層がはっきり分かれ、山頂は一面の草原で亜高山の景観を示している。承徳では現在、「北京ー承徳世界文化遺産の旅」「民俗風情観光」「木蘭囲場のスキー・狩猟観光」、「堰上森林草原観光」「北京ー承徳ー囲場ー豊寧ー北京生態観光ルート」「承徳長城古跡観光」「霧霊山科学知識普及観光」「仏教の旅」といったプログラムを発表している。
「人民網日本語版」2010年3月17日