古跡が多い国家級歴史文化名城の雲南省巍山県は古南詔国の発祥地、茶馬古道の重要な町だ。町には歴史的な建築物が残り、住民はゆったりと生活している。明の洪武23年(1390年)に建築開始された古城門楼である拱辰楼は現在まで町の北にその雄姿を留め、実用の機能も果たしている。600年以上の歴史を持つこの明代古城楼はレンガの城壁の上に築かれ、高さは16メートル。現地の文物部門が丁寧にメンテナンスし保存状態がよく、巍山県のシンボル的建築物となっており、国内外の観光客に人気だ。
「人民網日本語版」2010年3月30日