世界文化遺産の敦煌莫高窟には、毎年、国内外から多くの観光客が訪れている。敦煌研究院接待部の羅瑤主任によると、今年10月末現在、莫高窟を訪れた国内外の観光客数は45万8300人に上り、すでに去年1年の37万人を上回った。特に、外国からの観光客が急増して、1万8千人となり、去年の同じ時期より47%伸びたということである。
また、観光客誘致を図るため、敦煌は冬季と春季の優遇措置を実施している。入場料が11月1日から半額となったほか、交通面でも敦煌市と航空各社が協定を結び、敦煌と蘭州の往復便を最高6割引きにするということである。
ゴビ砂漠の奥にある敦煌莫高窟は千年の歴史を誇り、現存する石窟は735個、壁画は4万5000平方メートル、色彩彫像2000体以上で、世界最大の仏教芸術の宝庫と呼ばれている。
「中国国際放送局 日本語版」より 2010年11月8日