初冬の時期に、内蒙古最西部の阿拉善盟に位置する騰格里(トングリ)砂漠を訪れた。騰格里砂漠は西に甘粛省民勤県、東に賀蘭山が位置し、北西地区の生態取締り重点地区の一つで、毎年白鳥や雁など100万羽以上の渡り鳥の重要な休憩場所の一つになっている。国家の砂漠整備が年々強化されるのにともない、この面積4万2000平方キロメートル以上の砂漠の拡大傾向は効果的に抑制され、砂漠周辺地区では放牧や畜産が全面的に禁止され、広範囲にわたって回復した植被が砂漠を押し留めて、生態環境を大きく改善している。初冬の砂漠には美しい風景が広がっていた。
「人民網日本語版」2010年11月16日