雑誌『新聞週間』が、ユネスコ世界文化遺産の中で最も危険にさらされている遺跡10か所を紹介している。
ヨルダンのペトラ
ペトラには天敵が2つある。人間と水だ。毎年80万人を集客するペトラだが、観光客が劇場の石段に座ったり、シーク壁面に近づいたりすることによって、数千年前の石刻碑が浸食している。また衛生設備の不備から古い墓地をトイレに使用しており、それが墓石に化学反応を生じさせている。かつて、洪水によって段々畑と岩石のあった場所が更地になった。そこが今では駐車場となっており、山津波の危険に常にさらされる状態にある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月15日