現在、北京には52の伝統的村落が残されている。開発面積や比率を合理的にコントロールし、昔ながらの景観を保護するべきだと言うのが、専門家の共通認識となっている。
北京市観光委員会が主催する「北京伝統村落観光発展検討会」が11日に北京で開催された。北京市副市長の程紅氏は、北京の11区県には保存が比較的良好な、かつての景観を残す伝統的村落52か所があるとした上で、これら村落は北京の1100年の歴史文化が刻まれており、再生不可能な貴重な文化遺産であると述べた。
程紅氏によると、北京市政府は伝統村落の保護と開発を高度に重視しており、今年上半期には3度にわたり16の村落を国家住宅建設部が認定する中国伝統村落にした。他にも8の村落が申請中であり、残りの村落も申請を推進しているという。