検討会では、北京市観光委員会が北京伝統村落観光プロジェクト24件を発表した。馬欄村、爨底下村、黄嶺西村、碣石村、葦子水村、潮関村などが含まれる。これら伝統的村落は、紅色村落、古村落、原生態村落、景区村落の4つに分類されている。
伝統的村落は、産業の支えが欠け、インフラが立ち遅れ、徐々にかつての姿がなくなっているなどの問題を抱える。国家住宅都市農村建設部・村鎮建設司の副司長である王旭東氏は、村落の景観は全体的保護が必要であり、村落の構造や基準、山形の風貌を保護し、文化遺産保護と村民の生活改善意向の間に横たわる矛盾を調整する必要があると述べる。
王崇烈氏によると、現在北京に残される52の伝統的村落は、北京の西部、北部に分布している。経済は立ち遅れ、交通は不便、家屋は老朽化している。当地の人々は現代的生活がしたいと切実に考えている。伝統的村落の保護を進める際は、生活条件の改善を望む当地の人々の心の声に耳を傾け、観光開発を通じた村落の全面的発展が欠かせないと述べる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月13日