内蒙古で超大型鱗片状黒鉛鉱が発見、可採埋蔵量は世界の7.3%

内蒙古で超大型鱗片状黒鉛鉱が発見、可採埋蔵量は世界の7.3%。

タグ: 内蒙古 黒鉛鉱 可採埋蔵量

発信時間: 2015-12-04 13:24:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

内蒙古自治区国土資源庁が2日に発表した情報によると、地質調査員は内蒙古のアルシャー盟で、超大型鱗片状黒鉛鉱を発見した。確認埋蔵量は1億3000万トンで、世界の可採埋蔵量の約7.3%を占める。平均品位は5.45%。これほど高品位かつ特大規模の黒鉛鉱は、国内では極めて稀だ。

同庁職員によると、黒鉛の価値は鱗片の大きさで決まる。これが大きいほど、高い価値を持つ。大型鱗片状黒鉛は、ハイエンド精密機器の生産に用いられる基礎的な原材料だが、世界で確認されている量は少ない。

アメリカ地質調査所が2013年に行った報告によると、世界の大型鱗片状黒鉛の資源量は500万トン未満だ。今回アルシャー盟で発見された資源量は703万トンに上る。

業界関係者によると、これほど大量の大型鱗片状黒鉛は珍しく、中国の資源の不足を補うことになる。またこの黒鉛鉱には、全産業チェーンの高付加価値加工を行える世界でも珍しい黒鉛資源がある。鉱石を選びやすく、すべて地上で採掘でき、技術的な問題がなく、交通の利便性が高いため、高い開発の価値を秘めている。

黒鉛鉱の担当者である劉凱氏によると、この鉱山の浮遊選鉱による年間生産量は16万トンに達し、採掘を28年間続けることができる。膨張黒鉛、球状黒鉛、リチウムイオン電池負極材、フッ化黒鉛、原子炉用黒鉛など高付加価値加工製品を生産し、生産高は7000億元以上に上ると見られる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月4日

 

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