195人の乗客を乗せた3U8085便(成都―東京区間)が北京時間18日午後1時20分、成都を離陸し東京に向かった。これは四川航空が2016年に初めて開設した国際線だ。
成都双流国際空港ではこれまで、成田、福岡、大坂など日本の各都市への直通便が就航していた。今回就航した便は、成都にとって3本目の東京直通便だ。現在は月・水・金・日と週4往復しており、ワイドボディ機のエアバスA330を採用。同便は13時20分に成都を離陸し、19時に東京に到着する。復路の3U8086は20時30分に東京を離陸し、0時50分に成都に到着する(上記の時間はいずれも現地時間)。
初となる乗客には、四川一汽トヨタ汽車有限公司の日本研修に向かう従業員が含まれた。加藤昭夫総経理は、「四川航空の成都―東京直通便の開設により、活況を呈する訪日旅行市場の輸送力を拡大し、両国間の経済・貿易・文化交流および人員の友好的な交流を促進する」と話した。
四川航空はさらに、1月19日に成都―大阪線を開設し、週3便就航すると発表した。乗客は四川航空の便を利用し東京に入り、大阪から帰国することができる。こうすることでフレキシブルに旅行計画を調整し、無駄な移動を避けることができる。
四川航空は既存のネットワークを踏まえた上で、2016年に中国西部の高原の中継・乗り換え、国内主要線と国際線の中継・乗り換えに力を入れるとした。東南アジアに展開し、欧米に就航都市を持つことで、市場により質の高い航空サービスと商品を提供する。四川航空は西部の高原に強く、九寨溝、康定市、稲城県、ラサ、ニンティなどの高原空港に展開している。また成都や重慶を中心とし、ソウル、バンコク、カトマンズ、モスクワ、メルボルン、シドニー、バンクーバーなどの国際線を開設している。四川航空は1月25日に成都―シンガポール線を開設し、2月末には成都―プラハ線を開設する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月19日