中国遠征軍が使用していた弾薬箱、戦区の兵士の証明書、米国が遠征軍の兵士に授与した独立勲章――中国遠征軍に関する文化財・資料200点余りが23日、瀋陽市の九・一八歴史博物館に展示された。中国遠征軍と英米連合軍が血みどろの奮戦を展開し、日本のファシズムに抵抗し、人類の平和のため成し遂げた多大な貢献を再現した。
この展示会では中国遠征軍に関する文化財・資料200点余り、貴重な歴史写真が300枚余り展示された。中国遠征軍が1942−45年、英米など世界反ファシズム連合軍と協力し、「ビルマの防御、失敗と撤退、総合訓練、反撃と勝利」などの歴史的段階を経た重大な戦役により、日増しに衰える日本の侵略者に対して戦略的大反撃を展開する戦闘場面をありのままに再現した。中国遠征軍は苦しい戦いを経て、日本の侵略者を打ち破り、最終的に勝利という歴史の歩みを手にした。
中英両国は1941年12月23日に重慶で、「中英共同防御雲南ビルマ道協定」に調印した。中国は英軍が雲南・ビルマで日本のファシズムに抵抗するのを支持し、中国南西部の大後方を防衛するため、遠征軍を発足した。これは中国と連合軍の直接的な軍事協力の模範であり、中国軍としては甲午戦争ぶりとなる海外での作戦で、輝かしい戦功を手にした。
同博物館の専門家によると、中国軍がビルマ入りした時から数えると、中国・ビルマ・インド戦線は3年3ヶ月続いた。中国は40万人の兵力を投入し、死傷者が20万人弱に達した。数々の大勝利を収め、中国の戦場の最前線における能力を高め、日本のファシズムの崩壊を早めた。
この展示会は6月23日から7月15日まで開かれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月24日