30日付英フィナンシャル・タイムズ紙は、「中国人客の支出増、まさに天文学的数字」と題した記事を掲載した。要約は下記の通り。
報告書によると、個人主義的意識の強いミレニアム世代が中産階級に加わるため、海外における中国人客の支出は2025年に、独・英・仏の合計をさらに上回る見通しとなっている。
オックスフォード・エコノミクスとVISAの調査によると、中国人客は世界旅行市場で覇者としての地位を占め、中国人客の支出額は2025年に2554億ドルに上る見通しだ。この予想が現実化すれば、中国の海外旅行市場は米国の2倍弱になる。
中国人客の支配的な地位の向上により、旅行市場はさらに彼らの好みに合わせるようになる。フィナンシャル・タイムズが今年実施した、旅行の好みに関する調査によると、有名スポットを次々とめぐるのではなく、個性的な旅行ルートを好む中国人客が増えている。オンライン旅行会社「ZANADU」の責任者は、「当社の利用者はイタリアでオペラを鑑賞し、北欧でオーロラを見学し、パリのミシュランレストランで食事する」と話す。
1000人以上の観光客を対象とする調査によると、これまで大胆なショッピングで知られていた中国人客は現在、ショッピングの体験への重視を強めており、商品そのものの重要性が下がっている。新しい観光客は外食、快適なホテル、質の高いリラクゼーションに支出したがる傾向がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月1日
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