中国の80年90年代生まれ、観光業の成長をけん引

中国の80年90年代生まれ、観光業の成長をけん引。

タグ:観光業 若者世代

発信時間:2017-10-05 10:48:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   米国のブルームバーグ社によると、中国の若者世代で起きている旅行ブームは、世界の観光業の成長の大きな原動力となり、中国経済の成長も後押ししている。

 

 ブルームバーグ社の情報アナリストのブライアン・イゴール氏とマルガリータ・ファン氏は観光業調査機関のフォーカスライトの報告を引用し、「中国は若者世代のけん引により、世界の観光市場の成長に極めて重要な存在になっている。中国の観光市場の台頭に伴い、人口約4億人の中国のミレニアル世代に目を向ける必要がある。彼らは航空券、ホテル、テーマパーク、カジノ、クルーズ船など多方面の消費をけん引している」と述べた。

 

 2人のアナリストは、2020年の中国の海外旅行者数は2015年より7割増加し、観光業、交通、インフラの発展を促すとの見解を示した。中国の公式データによると、2015年の中国の海外旅行者数は1億2800万人に達し、うち18~34歳は60%を占めた。

 

 中国で可処分所得が増加したことにより、中国のミレニアル世代は彼らの父親世代より遠くに出かけたいという考えが強い。世界一人口の多いこの国で、経済成長は国内観光の発展につながり、スキー、リゾートホテル、列車、飛行機などのハイエンド製造業を支えている。

 

 世界旅行ツーリズム協議会の統計によると、2016年の中国の観光業収入は国内総生産の9%を占め、2017年から2027年の中国観光業の年間成長率は8%に達し、インドや米国などを超える見通し。中国旅行研究院は、今年の国慶節・中秋節連休の旅行者数は前年同期比10%増の7億1000万人になると見ている。

 

 ブルームバーグ社は、中国政府は観光の自国経済における役割を強め、関連政策の制定を進めているとし、「中国観光業の急成長は中国の消費指導型経済のモデル転換の大きな原動力になる」と論じた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月5日


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