カスタマイズ旅行という方式はインバウンドツーリズム市場で情勢に逆らって急成長し、多くの外国人観光客がカスタマイズ旅行を選ぶようになっている。カスタマイズ旅行は旅行会社にとってもチャンスをつかむ突破口と言える。
ハーバード・ビジネス・スクールの83人の学生が先日、5泊6日の中国旅行を体験し、北京、上海、烏鎮の3カ所を訪れた。この旅行サービスは携程カスタマイズサイトのカスタマイザーが提供し、特別な体験を盛り込み、人力三輪車での胡同巡りなどの人文的要素の強い中国文化体験のほか、外国人旅行者の生活スタイルに合わせてバーなどの「ナイトライフ」も手配した。
このツアーを企画した秦桂雲氏は、「外国からの団体を受け入れるのと国内の団体を受け入れるのでは大きな違いがある。生活習慣が異なり、外国人旅行者はナイトライフが充実し、深夜1~2時まで遊び、運転士とガイドも彼らの活動が終わりホテルに送り届けてようやく仕事を終える。運転士が笑顔かどうか、積極的に荷物を運ぶか、飲み物が常に用意されているかなども外国人旅行者の体験に直接影響する。長期的に大勢の外国人を受け入れるのであれば、車内の設備も人員配備もグレードアップし改善する必要がある」と述べた。
ハーバード・ビジネス・スクール中国ツアーに参加した学生は、「前に中国に来た時は困ったことが色々とあった。カスタマイズ旅行は初の試みだが、カスタマイザーは友人のように毎日の日程を手配してくれ、満足している」と話した。