夏休みになり、中国各地の観光地がこのほど、入場料無料もしくは割引などを発表している。
世界的に有名な観光地である湖南省張家界市は6月以降、入場料優遇策を打ち出している。大峡谷風景名勝区は6−12月に入場料を無料とする。武陵源、天門山、黄龍洞、宝峰湖などの風景名勝区は在校生を対象に入場料を無料とする。
無料による刺激効果がすでに現れている。感染症により冷え込んでいた張家界の観光市場が徐々に活気を取り戻している。張家界市文旅広体局の責任者によると、夏休み中の無料化の影響を受け、6月以降の武陵源風景名勝区の観光客数が1日平均で延べ4000人以上になっている。
張家界の他にも、福建アモイ鼓浪嶼、陝西華山、江西廬山、青海茶卡塩湖、山東青島嶗山などの有名観光地が無料化を開始している。他にも多くの観光地が学生、現地住民、医療従事者の無料化もしくはその他の優遇措置を打ち出している。
湖南途易国際旅行社有限公司の陳兆忠総経理は、「最近は常態化感染対策のもと、高効率の感染対策が優先される。長期的に見ると、入場料への依存の解消が大きな流れとなる。観光地も旅行会社も各時期の観光客の需要をつかみ、豊富な観光商品により観光客を集め、二次的な消費を生み出す。これは観光業に従事する者にとって永久の必修科目だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月29日