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中日韓がともに文化外交を強化 東アジアの三国志物語

閉幕したばかりの第2回東アジアサミットで、中日韓三国の首脳は2007年を「中日韓文化交流年」とし、民間の交流を飛躍的に拡大することで合意した。今年、中国も中日韓をテーマとする第九回アジア芸術祭を主催することになっている。16日の香港紙『大公報』に掲載された記事には、これは文化外交における「三国志物語」がはじめて東アジアの舞台で上演されることを物語っているとしている。

この前に、二国間文化交流活動がすでにスケジュールにのぼっている。中韓国交正常化15周年を狙うため、中韓両国政府は近くに韓国のソウルで「2007年中韓交流年」の開幕式を行うと同時に、中日両国政府のバックアップのもとで、今年の9月に第九回世界華商大会及び「2007年日本中華年」も開催されることになっている。

中日韓三国はともにかつては儒教文化圏の国と見なされ、いずれも悠久なる文化の歴史に恵まれている。政治及び経済より文化のほうが深みのある、恒久的な影響力を持っている。たとえば、歴史問題がかつて日中・日韓関係の悪化をもたらしたが、日本の漫画やアニメは中韓両国の青年たちの間で大人気を博している。同時に、中日両国には、韓ドラのマニアも大勢おり、安倍晋三首相のご夫人の安倍昭恵さんもがその一人であるという話を耳にする。

近年、中国は「調和の取れた世界」のコンセプトを打ち出している。これは東アジア文明における「和して異のある文化」の伝統を受けたことを裏つけるものであり、東アジア三国の間での政治および経済の融和を促すに違いない。温家宝総理が言ったとおり、中日韓三国は「和することを図り、特色を保つ」を文化外交の原則とし、開放寛容、互恵共栄の姿勢を保ち、東アジアの協力のために力を入れていかなければならない。 

「チャイナネット」2007年1月17日

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