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温室効果ガス排出削減に真剣に取り組む中国 |
発信時間: 2007-11-19 | チャイナネット |
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温室効果ガスの排出削減のため、中国はすでに数兆元の資金を投入し、この15年間で毎年1億トンを超えるCO2を削減してきており、2010年までに約10億トンを削減する予定だ。 世界の温室効果ガスの排出総量はなお上昇しているが、中国の温室効果ガス排出削減の努力が一定の成果を上げていることは否定できない。 国家環境保護局のデータによると、中国のGDP創出1万元あたりのエネルギー消費量は1990年の2.68トン(標準炭換算)から05年には1.43トン(標準炭換算)へと減少した。15年間で約8億トンの標準炭を節約したことになるが、これは18億トンのCO2排出削減に相当する。また15年間で植樹、造林などによる森林被覆率を増加させることで50億トンのCO2を吸収し、今なお毎年5億トンのCO2を吸収している。 現在の対応 中国は現在、米国に次ぐ第2の温室効果ガス排出大国だ。しかし、1人あたりのCO2排出量は3.65トンに過ぎず、世界平均の87%だ。 中国は02年に「京都議定書」に加盟したが、同議定書は先進国のCO2排出量のみを規定しているため、途上国である中国は当面は同議定書の中の削減義務を負わない。しかし、それでも中国はCO2排出削減および排出がもたらすマイナス面のために有効な手段を講じてきた。 国家発展・改革委員会の省資源・環境保護司の高広生氏によると、中国は直接的、間接的に地球温暖化に対応している。直接的な排出削減の試みとしては、高汚染、高エネルギー消費の小企業の廃止、企業の技術改革などを通じて企業のCO2排出を直接削減している。また、間接的な試みとしては、植樹・造林によるCO2吸収という方法をとっている。このため、中国政府はすでに数兆元の資金を投入し、06年だけでも省エネ・排出削減に2560億元を投じている。 |
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