中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は17日、「国際銀行資本の監督制度改革は金融危機発生以来の、国際金融監督改革の重要な一環である。この改革が中国の国内銀行に与える影響は短期的には限定的なものだが、長期的な影響には注意が必要だ」と表明した。
銀監会の責任者は、「中国の銀行業は今回の国際銀行資本の監督制度改革では、有利な位置を占めている。銀監会は適切な時期に合わせて、まず中国商業銀行の資本監督の全体的な枠組みとロードマップを打ち出す。次の段階では、銀監会は引き続き効果的な資本監督措置を実施し、世界の優れた経験を借りて、国内銀行資本の監督制度を健全化し、監督の効果を高め、中国銀行システムの長期的かつ安定した運行を守っていく」と語った。
この責任者はさらに、「新しい資本監督基準によると、中国の大型銀行と中小銀行の自己資本比率は国際平均レベルを上回り、新興経済体の中では、先んじている」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年9月18日