イギリスの「デイリー・メール」の9月22日の報道によると、パリの一部観光地で今週、「車ゼロ」制度が実行されている。この措置はパリのアンヌ・イダルゴ市長が提案し、省エネ・廃棄物削減を提唱し、ヨーロッパのほかの国にも環境保護への取り組みをはたらきかけるものである。
「車ゼロ」政策の実行期間中、パリのシャンゼリゼ通りやモンハルトル区などの人気エリアは、午前11時から午後7時まで緊急車両と特定の地域車両を除く全ての車両の通行を禁止する。
パリの大気質の観測データによると、パリの大気質は危険限界の水準にまで悪化している。アンヌ・イダルゴ市長は、この措置は市民の環境保護に対する意識を打ち立てることができると考えている。
しかし、この措置の初志はよいが、実行すれば不便に感じると見る市民も多い。一部の地下鉄駅にはエレベータがないため、高齢者やベビーカーを押す人にとって、自家用車でなく公共交通機関を利用することは非常に不便だという。一方、この措置を通して車で外出する習慣を変えることができるとの見方もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月25日
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