「中国の独身者が多い職業トップ11」の2位は、速達員。電子商取引の発展にともない、中国には現在200万人以上の速達員がおり、年間100億件の配達物を届けている。しかも、速達員の大部分が農村出身の若者で、「11月11日」(独身の日)が近づくと非常に忙しく、祝日と休日もほぼ仕事である。恋愛する時間と条件が欲しいというのが、彼らの望みである。3位はキャビンアテンダント。外見は明るく美しいが、仕事が大変である。また、接触する乗客はその時だけ会う旅人で、恋愛の対象にはならない。
「2015年中国独身者調査報告」によると、デジタル時代であるため、携帯電話が書類に替わり人々の主なレジャーの方式になっている。「読書がよい」という時代ではなくなり、創作活動で自分と家庭の生活の質を保証できる作家は減っている。このにぎやかな社会において、読書を好む若者は少なくなり、作家(詩人)が結婚相手を探せないのもごく普通のことである。
そのほか、芸能界で様々な経験をする歌手(役者、モデル、司会者)、毎日パソコンに向かっているプログラマー、疲れている農村出身の出稼ぎ労働者、ずっとキッチンで料理と接している料理人、毎日あちこちを奔走する記者とまじめに原稿を編集する編集者、知名度の低い画家や書家、患者に配慮しながらも医療事故を心配している医者や看護婦が「中国の独身者が多い職業トップ11」にランクインした。